千葉市立みつわ台中学校

実施日
2019年03月14日
学年
1年生
クラス・人数
161名

児童・生徒の感想

・現場監督さんの細かい設計図が一番心に残りました。二次元の紙から、三次元の建物が伝わってきてすごいと思いました。
・電気工事の実演をされている時に「見えないところも美しく作業している」と聞いて「すごいなぁ」と思った。
・それぞれの仕事に、それぞれのやりがいがあるのは、カッコイイ。他人のために一生懸命、丁寧に工事できるのは、すごいと思った。

ゲスト講師

白井興業株式会社 代表取締役 白井 一裕 氏

冨田電機工業株式会社 代表取締役 冨田 一郎 氏

千葉電建株式会社 代表取締役 小川 敬幸 氏

講師 建築担当 建設業協会   白井興業(株)白井 一裕
早いもので【千葉県の建設業の仕事 建設の現場をのぞいてみよう!~】 に講師として3回目の参加です。今回の対象者は千葉市立みつわ台中学校の1年生。
今回はいつもの小学生が対象でなく、中学生になります。中学生と言う事は、再来年には卒業して働く人・専門学校に進む人・普通高校(文系・理系)・商業高校・工業高校他に進路がわかれる大事な時期です。【ものづくり】の建設業界に進もうかな?と考え始めている生徒もいるかも知れません。
そう考えるとこの出張授業は【未来の建築業界の人間になるかも知れない人。へまは出来ないぞ!】と、勝手につい力が入っている自分がいました。
今回の授業もNPO法人企業教育研究会作成の職業当てクイズの映像による授業です。
NPO法人の市野さんの子供への質問とその答えに対してコメントがあり、面白おかしくした授業です。
普段は仮囲いで覆われていて見る事が出来ない建築現場の映像!生徒によっては初めて見る建築現場の仕事の様子ですので非常に興味を持って見てくれてます。が、職業当てクイズはさすが中学生ですので全員が正解者です。中学生にはちょっと物足らない気もします。
今回も前回から人気がある、垂直や法線を測るトランシット・水平を測るレベルや、内装の墨出しに使用するレーザー式墨出し器とインパクトドライバーと墨壷を用意しました。
まず初めに測量器具の実演をして、建築業は高度な技術で建物を造っている事を説明しました。ここで一発建築業の偉大さをPRして、次に、親近感を持ってもらう為に、水平垂直が光でわかるレーザー式墨出し器で、一気に生徒の心をつかむ流れです。体育館の広い場所でも遠くの方や高い天井まで光が届いた為生徒から「お~!」の歓声あがり、高度な技術でありながら身近な建築業をPR出来ました。このレーザー式墨出し器は、どこの学校でも人気があります。次に職種当てクイズに出てくるインパクトドライバーを実際の木に木ビスを締める実演をします。 ホームセンターでも売っているインパクトドライバーの工具を説明して、建築の技術者は特別な人間ではなく【ものづくりが好きな人】が【人の為になるものを造っている】という事を説明しました。  
今回の私からの写真は木造の作品と幼稚園のお便所の改修にしました。ビデオはコンクリート造の消防学校の工程写真でしたので、身近な木造建築の方が子供にはわかりやすいと思ったからです。 それと建物を造るのには必ず設計図がある事や、その設計図を誰もが理解しやすいように完成予想図や模型でお客様により理解してもらえるようにしている事。その過程を経て設計図が確定して、実際の建物になる事の流れも説明したかったからです。
限られた時間の中で早いピッチで生徒に説明した気がしますが、建築は人間が生活していくのに必要な仕事であり、さらに誇りが持てる仕事である事も伝えて授業を終える事が出来たと思います。


出張授業の講師をしてみて

冨田電機工業株式会社 代表取締役 冨田 一郎

 私は、(一社)千葉県電業協会 総務・企画委員会 副委員長を拝命しており、今回行われました、千葉市立みつわ台中学校への出張事業へは、総務・企画委員会より私を含めて2名で参加させていただき、電気工事について説明及び実演をさせて頂きました。
 1年生 160人の生徒さんの前で、電気工事に使用する腰道具を身に着けて、ペンチ、ニッパー、ドライバー、電工ナイフ等の工具について説明を行い、実際の電気工事としてご家庭用の照明器具を実際にスイッチで点灯させる電気工事の実演を行いました。
 実際に、電気工事の実演を始めると、生徒さん達は普段は見ることが出来ない作業に対して、興味津々で、食い入るような熱い視線を感じながらの実演となりました。
 電気工事が完成し、実際に電源を投入し、照明の灯りが点灯すると、生徒さん達は「おー!!」との感嘆の声を出して感心してくれました。
 最後の一言では、建設業は無を有にする仕事で、自分の行ったことが形や記憶に残る、とても素敵な業界であることを話させてもらいました。
電気工事の持ち時間が、10分程度とのことでしたので、工具の説明及び電気工事の実演を行うには時間が足りず、出張授業に参加してくれた生徒さんには、電気工事の魅力をどこまで伝えることが出来たか分かりませんが、電気工事のみならず建設業に興味を持ってもらえれば嬉しい限りです。
また、機会がありましたら、次は 軽快なトークを交えて、生徒さん達に電気工事の素晴らしさを伝えてみたいと思います。
この度は、このような機会を頂きありがとうございました。