出張授業

出張授業

CCIちばでは、建設業の後継者育成事業の一環として、平成25年度から千葉県内の小・中学校で、建設業を紹介する出張授業を実施しています。
授業は、印旛沼の治水を題材として、地域で実際に建設業に従事している方をゲスト講師としてお迎えし、人々の生活を支える重要な役割を担う建設業とその仕事の大切さを子供たちに伝えることを目的としています。

授業内容

導入部では、小学校の社会科で学ぶ郷土の偉人染谷源衛門を取り上げ、印旛沼の治水の復習を通じて、子供たちに親しみやすい形で、建設業の魅力や社会的役割の学習を行います。  社会科の発展事業として、またキャリア教育の一環として授業は実施されます。

地域で実際に建設業に従事している方を毎回ゲスト講師として迎え、授業で取り上げる工事の解説がなされます。  またゲスト講師による、自身の現場の紹介や、質疑応答など、子供たちと直接の対話を通じた授業です。

普段、子供たちが、なかなか立ち入ることができない工事現場の様子をわかりやすく伝えるため、映像や模型を多数用いた体験型の授業となっています。  さらに、ワークシートを用いて、子供たちが主体的に学べるよう工夫をしています。

ゲスト講師からのメッセージ

(株)船越組 代表取締役 船越博文

CCIちばの出張授業に参加するきかっけは、東日本大震災の際、千葉県建設業協会より要請があり、櫻工営(株)平山社長と共に千葉支部管内(千葉市、習志野市)、京葉支部管内(浦安市)の震災時の建設業界の活動状況を、千葉大学教育学部藤川教授が理事長をつとめるNPO法人企業教育研究会にで発表させていただきました。藤川先生から建設業の仕事を学校授業の中で取入れてもらい、仕事の役割・建設業の楽しさを生徒さんに伝えるプロジェクトに参加して頂きたいとの要請があり、企業教育研究会と相談を重ねたところ、印旛沼放水路(新川)の河川工事を題材にして、授業内容を検討して参りました。八千代市立萱田小学校、千葉大学教育学部附属小学校の公開授業の講師として2回の授業を経験させて頂きました。平成26年度・平成27年度と授業要請が10校を超えています。私たちも日々研鑽し、より良い授業と仕事を伝えて行きたく考えています。